万里の道も一歩から

エンタメもぐもぐ日記

22日目:フィギュアペア&アイスダンス

はしゃぎすぎておねむなので小学生の作文スタイルで失礼します。


今日、私はTwitterランドで「フリー進出」の文字を見ました。フィギュアスケート界で何かあったのかと思って調べてみると、北京オリンピックフィギュアスケートのペアの試合が行われていました。

私は宝塚歌劇団が好きです。フィギュアスケートは詳しくありませんが、ペアはきっと宝塚のデュエダンみたいなものだろうと思いました。ヅカオタは全員デュエダンが好きなので、きっとフィギュアスケートのペアも楽しめると思いNHKプラスを起動します。

ペアを観るのはおそらく初めて、もしくは以前も観たけど覚えてないのだと思いました。
それはそのはずです。私はフィギュアスケートを観るのは平昌オリンピック以来ですが、当時はまだ宝塚歌劇団に出会っていませんでした。(ちなみにK-POPオタクではあったので、自国でのオリンピックの試合中継のため歌番組が中止になるという部分で「オリンピックに振り回されるオタク」は経験しました)

ヅカオタになって初めての冬季オリンピック、今だからこそアンテナが反応した競技なのだと思います。これもまた運命です。


フィギュアスケートの中継を開いた時、ちょうど演技と演技の間で日本のりくりゅうペア(覚えました)の素晴らしいVTRをもう一度という時間でした。
すごかったです。すごすぎて思わず声が出てしまうくらい素晴らしい演技でした。

普段観ている宝塚歌劇団と比較すると「男役女役」ではなく「男女」だからこそ魅せれる技がある上に、氷の上でスピードが付いているからこそできる技もたくさんあってびっくりしました。
宝塚でもバレエでも、リフトは持ち上げてくるくるしたりちょっと移動していいかんじに踊ったりという技ですが、これが氷の上となるとリフトしたまま爆速でリンクを駆け抜けるということができるんですね。シンプルにすごすぎてびっくりしました。
しかもリフトをした状態で爆速で駆け抜けていく中、器用にポーズを変えてまた優雅に氷の上へと着地して滑り出す……いくらなんでも凄すぎるでしょう。氷の上ですよ? 一体何が起こっているのかと口をあんぐり開けました。

2人の揃った美しいスピン、きっと体格も体重も違う中で回るスピードを合わせるというのは大変なことだと思います。それを感じさせないくらいしっかりと足の付いた抜群の安定感、それでいて澄んだ湖の畔を手を繋いで歩いていくようなピュアさを兼ね備えたりくりゅうペア、大変素晴らしかったです。
ラスト付近のお姫様だっこで氷上を駆け抜けていく場面は思わずヅカオタとしてきゅんとしました。


それから各ペアの演技を観たのですが、どのペアも最高に美しくてその構成で伝えたい物語やメッセージがひしひしと伝わってきました。逆にこちらとしてはこの上ない程満足しているのに、ジャンプにミスがあって悔しそうな顔をしている選手に胸が痛くなったりもしました。
どうしてこんなに美しいものに点数を付けるのか、演技の1番大切な部分は観客に伝わってるのだからそれでいいのではないか――そうと思いましたが、きっと点数を付けるからこそ美しいものがより美しくなり、オリンピックという物語が""物語""として成り立っているのだと感じます。

ですがこれだけは主張したい、私の中で胸に響かなかった演技なんて1つもありませんでした。どのペアも本当に本当に素晴らしかったです。
本人にとっては悔しいかもしれませんが、テレビの前の観客はたしかに心を揺さぶられたという気持ちが彼らに届いてくれると嬉しいなと思います。


そうしてフィギュアスケートのペア楽しい!!とはしゃいでいると、アイスダンスのほうがより宝塚歌劇団っぽいという情報を教えていただきました。
ペアを観ている時に(これはアイスダンスと何が違うんだろう……)と疑問に思ったものです。まぁ観ればわかるかと数日前にあったアイスダンスの試合の映像を引っ張り出してくると、解説の方がアイスダンス
・ジャンプがない
・2人は5m以上離れてはいけない
等という違いを教えてくださいました。なるほど、たしかにより宝塚っぽい気がします。
あとアイスダンスはペアのことを「カップル」と言うのですね。さっそく数組のカップルの演技を観てみます。

アイスダンス、凄すぎる。凄すぎました。なんて美しいのでしょうか。びっくりです。
正直最初から最後まで美しすぎて、一体どこが加点/減点ポイントなのかわからないほどに美しかったです。もはや「息が合っている」とかそういう次元を超えた2人の魅力がぴたりと重なった動きに釘付けになりました。

ペアとアイスダンスを両方観るとどちらも違った良さがあるのがわかります。ダイナミックで大きな華を咲かせるようなペアと、2人が歩幅を合わせて共に観客を魅力するアイスダンス、どちらも違った魅力に溢れていて楽しかったです。
今すぐにという話ではありませんが、いつか生で観てみたいと思いました。


宝塚歌劇団を好きになったことで「刺さる対象」が増え、その結果今まであまりよく知らなかったフィギュアスケートを楽しむことができる――趣味の面白いところってこういうとこだなと改めて実感しました。こうやって適度に道を踏み外すからこそ人生は面白いのです。
りくりゅうペア、そしてその他のペアのフリーの演技も楽しみにしたいと思います。

おわり