万里の道も一歩から

エンタメもぐもぐ日記

96日目:『世界でいちばん遠い恋』1巻

本日ばっちばちに積読を消化しておりまして。その中でもばっちばちのがっちがちに刺さったのがこちらになります。


昨年の年末にどっかの何かで「2021年おすすめ商業BL」的なランキングに入っているのを見て、へぇーこれ私好きそーとKindleで買っておいたのをそのままにしておりました。

本当に好きな作品だった。本当に好きなやつです。素晴らしい……本当に素晴らしい作品だ……そりゃランキング入るよと納得しておりました。私も去年のうちに読んでたら間違いなく2021年商業BL大賞に入れるわ。


くぅ〜〜〜やっぱさ、恋をしたことで今まで素通りしていた景色や日常の見え方が変わる、ってのが恋の醍醐味じゃないですか??恋だけじゃなくて推しが増えるとか、新しいジャンルにハマるとか、そういう場合も同じこと言えるけど……
その景色の変化がすごく丁寧に描かれている作品なんですよね。好きだ……とても好きだ……

ルーティンな毎日を過ごす重度難聴の投資家と、型破りな音大生という2人が、自分にないものを持ってる相手に対して歩み寄りながら関わってその結果世界の見え方が変わるのを実感していく……という姿がもう本当に本当に最高。素敵すぎる。

あとバイオリニストの音大生、十嘉くんがバイオリンに対して本当に良い悩み方をしているというか、良い葛藤を抱えていて本当に良いです。おっけー!その悩み方ができるんだったら君は素敵な音楽家になれるよ!大丈夫!!みたいな気持ちで見守ってしまう。
そんな悩みを投資家の五十鈴さんにぽつりぽつりと零したところ「見ていれば分かるよ」と受け止めてくれて、そこからぐわっと世界が回りだす描写が本当に良いんだよな……


あぁもう早く2巻読みたい。「今年読んで良かった商業BL」に絶対入れるぞという素晴らしさです。こんなにも素敵な作品と出会えて良かった……頻繁に読み返す大事な作品になると思います。

おわり