万里の道も一歩から

エンタメもぐもぐ日記

88日目:宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

私は趣味で小説を書いてるんですが、

アカンアカンアカン!!!最近あまり苦しまずに文章を生み出している気がする!!!よくない!!!自分の限界に挑んで上手に書けなくてうわーんもう俺はだめだーうわーんうわーんとめそめそしながらも何とか最後まで書き切ったけれども出力されたものはやっぱり幼稚で自分の未熟さを見つめ直しながら部屋の隅で体育座りとかしないとだめだろ!!!!もっと絶望しようぜ!!!!!

と思い(※個人の意見です)(※私はこれが楽しくてやってるけど執筆の楽しみ方は人それぞれだから個人の思う楽しさを優先してください)、とりあえずめちゃめちゃ上手い人の文章を読んで絶望するか…………と宮沢賢治銀河鉄道の夜』を引っ張り出してきました。


最高。もうめちゃめちゃに綺麗。だがしかし絶望するより最高〜〜〜〜!!!!!ってなっちゃったから当初の目標は達成できなかった。絶望したい(※しないほうが良いです)

とにかく描写がめちゃめちゃに綺麗だし、しかもここまでキラキラの表現が1文だけあっても浮いちゃうから最初っから最後まで同じ温度感で描写を貫けるのが本当にすごい。
あときらびやかなだけじゃなくて、そこにちゃんとあたたかさと喉の奥が苦しくなる切なさもぎゅっと詰まってるのもすごい。宮沢賢治先生は本当に綺麗な文章書きますねぇ……それはそう……


そしてなんと言ってもストーリーが性癖だからな。ありがとうございます。性癖が先か作品と出会ったのが先かみたいなのもありますが。

「カムパネルラ、僕たちいっしょに行こうねえ」と振り返ると、今さっきまでカンパネルラがそこにいた場所には誰も居なくてただ黒いビードロが光っていました──

性癖〜〜〜!!!!!性癖だな〜〜〜〜〜!!!!!!大好き〜〜〜〜〜!!!!!!!!

好きなお話??はいはい!人魚姫!銀河鉄道の夜星の王子さま!!というドわかりやすい人間のため、いや〜〜〜〜好きなんですよねこれ……好きですねぇ……くぅ〜!!ってなるよねぇ…………

しかもカンパネルラは旅立ってしまったのに、お母さんのための牛乳も買えてお父さんももうすぐ帰ってくると知りジョバンニの生活はここからまた回り出すのが残酷で最高なんですよね……君がいなくなった世界で朝日が昇る、最高。なんて最高な残酷さ。


ハピエン大好き!ハピエンしか浴びたくないです!とか言っておきながらこういうこと言うから人から信用されなくなっていくんだ……いやハピエンしか浴びたくないのは本当だから……ハピエン大好きハピエンもぐもぐ……
それに銀河鉄道の夜がバドエンか?って言われると別にそうではないじゃないですか。そう。そうでしょ。


いや〜〜〜良質な読書でした。ありがとう宮沢賢治先生。ただまだやっぱり絶望までは辿り着いてないのでもうちょっと打ちのめてこようと思います。

おわり