万里の道も一歩から

エンタメもぐもぐ日記

10日目:花組『元禄バロックロック』『The Fascination!』

花組配信!!!観たわよーーー!!!!ということで感想をつらつらと。

今回コロナの影響で公演中止期間が入ったことで、ちょうど持ってたチケットが全部パーになってしまったんですよね……今日の千秋楽配信が最初で最後となってしまいまして。
いやぁ!そりゃ残念だったけど!でもこうして千秋楽だけでも観れて良かった……本当に良かった…………!!


お芝居の『元禄バロックロック』ですが、感想を一言で言うと「ありがたい」に尽きます。本当に、ありがたすぎる。
あの毎秒毎秒""映え""が爆発しているお衣装とセット、今日も今日とて顔が良すぎるタカラジェンヌたち、あの忠臣蔵を平和に「一件落着」まで持っていく圧倒的ハピエン力、ラブラブきゃっきゃうふふで幕が下りる男役娘役トップスター、ありがたすぎる……本当にありがたい……こんなん医療ですよ……

最初何事?と思った公演解説も、観劇後の今読むと全てに納得できる。

kageki.hankyu.co.jp

禄時代に起きた実話をもとに、様々なフィクションを取り入れ紡がれてきた、忠臣蔵。古来より普遍的に愛されているこの物語を、愛とファンタジー溢れる令和の宝塚歌劇として、エンタメ感たっぷりにお送りします。

めちゃめちゃ「令和の宝塚歌劇」だったよね、何だろうあの令和感。上手く言語化できないのが悔しいけど、なんかめっちゃ「令和」でした。好きです。

クロノスケとキラ、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく。バロックロックな世界で刻む、クロックロマネスク。

そう、クロックロマネスクなのよ。クロックロマネスクって何?じゃないんですよ、クロックロマネスクです。
エドの中心で愛が煌めく」もまじで良いわぁ……文章の映え度がすごい。たしかにエドの中心で愛が煌めいてましたねぇうんうん。

とにかく「顔が良い男と顔が良い女がいちゃいちゃしてるの最高だな」という感情を抱えていました。もうね、2人が愛おしそうに見つめ合ってきゃっきゃうふふしてくれればこちらとしては大満足ですからね、本当に。
最後のシーンの捨てたと思わせておいた時計をこっそりクロノスケ(柚香光)が持ってて、キラ(星風まどか)がもう!となる場面が最高。顔を近付けてうりうり~~~と「硬いこと言うなよ」と顔の良さで全てをうやむやにしていく柚香光氏……良すぎる……
顔が良い人間が己の顔の良さを武器にして世渡りしていく図が好きすぎるし、あまりに顔が良いのでこちらとしても何も言うことないですからね。れいちゃんは「顔の良さで全てを黙らせる役」がめちゃくちゃ似合うし、その役を背負えるほどの顔の良さを誇っているので最高だよ。顔の良い人間は最高。

そしてれいちゃんにうやむやにされながらもう~~~~と嬉しそうにデレデレするまどちも可愛すぎて最高。まどち、知ってたけど可愛すぎる。知ってた。美男に口説かれてメロメロになってる美女、あまりにも好きだ……逆も然り。まどち全部可愛かったけど、途中の青メッシュが入ったショートの髪型がとくに刺さりました。まどち可愛い。

2人の感情のデカさも良かったですよね。最初は「つれない美人の気を引きたい元赤穂藩藩士」というかんじでクロノスケ→→→←キラなのかなと思っていたら、物語の全容が明らかになっていくに連れていやこれクロノスケ→→→←←←←←←←←←←←←キラじゃん!!!というオタク全員が大好きなやつが投下されてしまいました。本当に好きです。ありがとうございます。こういう顔の良いラブラブカップルがね、効くんですよ荒んだ心に……

そしてそんな恋のパワー全開かつファンタジー色の強いクロックロマネスクにて、赤穂浪士たちの討ち入りの場面で緊張感たっぷりにばちっとキメてくるひとこちゃんはさすがですね。俺たちのひとこは最高。
やっぱり雪組育ちはこういう場面で映えるし強いというのを改めて実感しました。こうやって引き締めるべき場面でちゃんと引き締めてくれる存在がいるからこそ、全力でクロックロマネスクができるんだろうな……

やばいと風の噂で聞いていたマイティ―くんは本当にやばかった。あんなん好きすぎる。カエデ、ツバキといちゃいちゃしてるコウズケノスケ、はーーーー最高ーーーーーーと眼福すぎました。女を狂わせる系のフェロモンだだ洩れのマイティ―くんは最高。美羽愛ちゃんも星空美咲ちゃんも可愛すぎて今後の公演でも注目しようと心に決めました!


ショーの方も大変素晴らしかったです!もうお腹いっぱいだよ!!!!の感情が爆発してあんまり覚えてませんが……本当にそう、カロリーが高すぎる(褒めてます)

別に今に始まったことではないけど、聖乃あすかくん……好きだな……と思いました。聖乃あすかくんはなんというかあの魔力の高さと言いますか、あっやっべこれ勝てないやつだ!と本能に訴えかける気品漂うロイヤルオーラがさすがですよね。本当に勝てない……別に勝とうとしてませんが……勝てないとわかってるので……

タカラジェンヌ以外の感想としては、ショーの音楽で使われていたラプソディー・イン・ブルーで出だしのクラリネットが上手くてビビりましたね……劇団のオケうめーじゃん!!聴かせるソロ吹くじゃん!!と大はしゃぎしました。


やっぱり花組を観ると「いやぁ!!!宝塚を観たぞ!!!!」という気分になるので楽しいです。男役黒燕尾の決まりっぷり、娘役のお姫様感はさすが花組だなぁと惚れ惚れしました。みんなが夢見る「宝塚歌劇団」がここにぎゅっと詰まってる。
そんな花組でこんなにもハッピーでラブラブなお芝居も観れて、ハイカロリーかつゴージャスなショーも観れて本当に「ありがたい」の一言に尽きます。ハイカロリーすぎてあんまり覚えてないんだけど……それな……

こんなご時世で明日の演劇もどうなるかわからない状況ですが、どうか1公演でも多くお客さんを入れた状態で幕が上がりますように。他の組も、そしてもうすぐ始まる本命月組東京も何とか持ちこたえてくれ……!!こればっかりは本当に祈るしかないけれど……!!

ということで花組ポーズで締めます。みなさまもご一緒に。

バシッッッッッ!!!!!!(花組ポーズをする)


おわり